
ブログBlog
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災害動物医療研究会 認定VMAT講習会に参加しました。
7/14と15は、災害動物医療研究会主催の講習会に参加しました。 現在、広域から被災地を支援することができる動物医療支援チーム(VMAT) が全国で立ち上がりはじめ、人材育成と組織化がすすんでいます。 私も一歩を踏み出しました。 地震や洪水など災害が発生した場合、 被災動物の救護と予防医療、健康維持は必要不可欠と考えています。
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オムツがずれない工夫です。
高齢犬で、オムツが必要なことありますよね。 でも、腰からスッポ抜けてずれるため、 オムツの縁と皮膚にテープを貼ることが多いです。 そこで飼い主様自作のサスペンダーオムツずれ予防です。
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中学生の職業体験学習実施中です!
今年は、7〜9日まで職業体験期間です。 朝から窓ふき有難うございました。 診察時のペットの保定も手伝っていただきました! 未来は明るい。
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愛猫の口の中は問題ないですか?
口臭やよだれが多くなったり、血が混じったりしてませんか。 猫の口内炎は、ウイルスや歯垢中の細菌、 体質などが関与しているとされる病気です。 発症年齢は6か月齢など若齢期からみられることもあります。 口の奥の方(扁桃部)や舌の周囲、歯肉が赤くただれたりします。 しかし、痛みがある場合はなかなか口の中をみさせてくれません。 治療は内科療法から開始しますが、 現在最も治癒効果の得られる方法は、全ての臼歯を抜歯(全臼歯抜歯)すること、 あるいは全ての歯を抜歯(全顎抜歯)することとされます。 今回は、重度の口内炎に対して、 全顎抜歯が功を奏した猫ちゃんについてを報告します。 日本猫、10歳齢の雄です。 上顎の歯の周囲が赤くただれています。 下顎犬歯周囲がただれており、 扁桃や舌にも重度炎症がありました。 上顎、抜歯手術後所見です。 犬歯と臼歯の粘膜は吸収糸で縫いますが、 抜糸は必要ありません。 術後翌日より採食可能であり、退院しました。 その後は、1週間毎の通院と抗生剤、 サプリメントの内服を行いました。 しかし舌表面と歯肉の炎症は続きました。 術後7カ月経過時の写真です。 舌表面と口峡粘膜に赤みがみられますが、 よだれと疼痛は見られなくなり、 口の周りがきれいなのが分かります。 現在は、口内炎に対する内科療法は行っていません。 全部の歯を抜く全顎抜歯は、 飼い主様と猫ちゃんにおいて負担となる方法と思われますが、 最大に痛みを軽減できる治療法と考えています。