症例Cases treated
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犬の歯肉の腫瘍 周辺性歯原性線維腫
口腔内腫瘍7歳のスタンダードプードルが、歯肉に腫瘤を認め来院しました。腫瘤は直径1㎝で円形を呈していました。レントゲン検査で、腫瘤付近の第3前臼歯の歯周靱帯に異常を認めました。手術は、第3前臼歯の抜歯と歯槽骨の部分切除を行いました。病理検査では、周辺性歯原性線維腫と診断されました。
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猫の誘導性歯原性腫瘍
口腔内腫瘍1歳3ヶ月齢のノルウェージャンフォレストキャットが、口の中の腫れ、うまく食べられないことを主訴に来院しました。左側上顎の歯肉に2.8×1.5×1.5㎝の腫瘤を認めました。CT検査とレントゲン検査では、上顎骨内にも腫瘍病変を認めました。上顎骨の広範囲外科的切除術を実施し、病理検査では猫の誘導性歯原性腫瘍と診断されました。術後2年目では、明らかな再発は認めていません。
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猫の歯周病 全顎抜歯 スコティッシュフォールド
猫の歯周病5歳のスコティッシュフォールドが、口臭と口の痛みを認めて来院しました。臼歯部の歯肉炎を重度に認めました。歯周病と診断し、まず全臼歯抜歯を行いました。しかしその後、犬歯の歯周病も進行し、1年後に犬歯を抜歯したところ、痛みは消失し、機嫌良く過ごせるようになりました。
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犬の口腔内腫瘍 棘細胞性エナメル上皮腫
口腔内腫瘍左側下顎骨の奥に赤いできものを認めシェルティが来院しました。3週間前に歯磨き時に気付いたとのことでした。できものは、左側下顎の第1後臼歯と第2後臼歯間にあり、大きさは5×8㎜ほどでした。病理検査を行ったところ、棘細胞性エナメル上皮腫と診断されました。その後、第1、2後臼歯を含めた下顎骨部分切除術を行いました。手術から6か月後再発は認められていません。
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